ドキドキ☆夢の彼方に二人きり

及川みゆきのサイト

日記



君の名は。, この世界の片隅に

映画を見てきました。

 

君の名は。

前回、結局2点くらい確認したいことがあって、感情移入しきれない部分があったので、今回はまさに何も考えずに主人公たちに感情移入して見ました。音楽とかセリフとか、もうほとんど覚えてるんですけど、やっぱり泣けます…。

 

この世界の片隅に

渋谷ユーロスペースに『桃太郎~海の神兵』を観に行ったとき、チラシで見たのがこの映画。原作を知らないわたしはこのとき「クラウドファンディングで映画が作れるのか」程度にしか思わず、単館上映系だし、テーマもなんか辛気臭そうな気がしてあまり見る気が起きなかったのだけど(でも気にはなっていた)、キネマの賞をもらったことをニュースで知って、見れば、いつのまにやら全国拡大ロードショー。こ、これは……いい映画に違いない! と思ってチケットを予約(最近かならず予約するの)。

映画は、戦時中の女性の生活を描いたものだけど、まったくといっていいほど辛気臭くなく、笑えるシーンも多々あって(場内も笑いが多発)、見終わった後、温かい気持ちになれる内容でした。主人公がちょっとぼーっとしてて、おっちょこちょいな人なので、見ていて面白かったです。ひどい時代だけど、ひどい時代はそれが普通。たくましく生きるというよりは、そんな時代でもそんな時代なりに普通に生きている人々が、リアルで、いとおしく感じられました。うん、これならキネマで1位にもなるわ。

こんな傑作ならミニシアター上映時点で見ていればよかったかなあ、と思いつつ、でも今だからこそ新宿ピカデリーの大きなスクリーンで見れてよかったのかも、などと思っています。